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元々役行者や空海が修験の場として
開いたこの寺を、1678年に宝山湛海
が歓喜天を祀ったことから生駒聖天
と呼ばれる。般若窟と呼ばれる 岩壁
に本堂、聖天堂などが立ち並ぶ。 |
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不動明王坐像
像高82.5cm、光背銘に「本尊火光湛
海自作」とあり、1680年秋に湛海自ら
彫出し、本尊とした。 |
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制多迦童子立像
像高97.9cm、金剛棒を持った右手の
甲の上に、左肘を乗せ頬杖をつく。
召使いや奴隷を意味し、業波羅蜜す
なわち方便心から生じた使者という。 |
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矜羯羅童子立像
像高94.7cm、合掌した姿の立像。小
心者で従順で法波羅蜜すなわち 慈
悲心から生じた使者という。 |
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| 14-4 江戸 |
蓮華吉祥天立像
像高107.8cm、玉眼、彩色仕上げ。
左手に蓮華を持つ、不動明王の脇
侍として並ぶのは珍しく 、湛海律師
独特の宗教観を表している。 |
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薬厠二(やくしに)立像
像高105.4cm、玉眼 彩色仕上げ。頭部に髑髏があり、首にも髑髏を複数吊り下げ、眼は3眼、腕は4本、両手足に蛇がまといつく。インドの夜叉。 |
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622年聖徳太子の病気平癒を願った 山背大兄王によって建立。
三重塔は1944年の落雷 で焼失したが、1975年に再建される。 |
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| 収蔵庫は旧講堂の跡に建立された。本尊薬師如来像、虚空蔵菩薩像など飛 鳥時代末期の古像が安置される。 |
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宝物殿・薬師如来坐像
像高110.6cm、楠木の一木造。
現存する飛鳥時代の木彫如来像と
しては唯一最大のもの。 |
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宝物殿・薬師如来坐像（2）
法隆寺の釈迦如来像や飛鳥寺の
飛鳥大仏などで知られる仏師鞍作
止利の作像と言われる。 |
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宝物殿・虚空蔵菩薩立像
像高175.4cm 、一木造。手足・顔が大きく、独特な衣の姿から典型的な飛鳥仏。 |
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宝物殿・虚空蔵菩薩（2）
左手に水瓶を持ち、右手は屈臂仰
掌しており観音像のようにも見えるが、寺伝により虚空蔵菩薩。 |
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十一面観音
像高360.0㎝ 、 杉の一木造。異国風の大きい眼鼻、厚い唇、 宝冠に金泥が残る。 |
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十一面観音（2）
寺伝によると、聖徳太子が妙見山
の奥の院近くの霊木を三日三晩刻
み像を造り上げたと言う。 |
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妙見菩薩像御前立
像高41㎝、木造、彩色。 妙見堂の
秘仏・妙見菩薩像の御前立で日輪
と月輪、巻子と筆を持つ。 |
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入唐僧智通が、天武天皇のために、
675年に建立したとされる。平安初期
に地蔵菩薩が新たな本尊として安置
されて以来、地蔵信仰の発祥地とな
った。 |
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十一面観音立像
像高217cm、桐材の一木造、両肩か
ら先は別材を矧ぐ。条帛は乾湿で盛
り上げる。衣文は翻波式に刻まれる。
頭上面の大部分は後補。 |
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二天王立像（頭部欠）2体
像高約1cm、カヤの一木造。唐招提
寺の伝持国天、伝増長天の二天王
立像とセットで制作されたと みられ
る。 |
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虚空蔵菩薩坐像
像高86cm、桐材の一木造、彩色仕
上げ。堅太りの体格で、華やかな宝
髻を結い、強い表情を表す。左足の
すねには翻波式の衣文を刻む。 |
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地蔵菩薩立像(本尊)
像高162cm、桐材、彫眼、彩色仕上
げ。股間を流れる衣文や左右交互に
半弧をなす衣文は平安初期の作例。 |
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地蔵菩薩立像 (前立像)
像高164cm、檜材の一木造。両頬や
胸、腹の肉身部には自然な抑揚があ
り、表情も引き締まっている。本尊と
は着衣に刻まれた衣文が異なる。 |
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阿弥陀如来坐像
像高137cm、寄木造、頭体の幹部は
十材、両足部は四材を矧ぎ寄せる。
台座の大半は当初のもの。極端に細
い目のおぼろな表情は定朝様。 |
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閻魔王倚像
像高54cm、体部は前後左右の四材
を矧ぎ寄木造。中国風の道服を着て
胸前で笏を持つち両足を下ろし椅子
にすわる。奈良博物館寄託。 |
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司録坐像
像高142cm、中国式の官人の服装
で、獣皮をかけた床几に右足を踏み
下げて坐し左手に木札(欠失)、右手
には筆をる。奈良博物館寄託。 |
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７世紀末に天武天皇の皇子である舎
人親王によって創建された
７世紀末に天武天皇の皇子である舎
人親王によって創建された |
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薬師如来坐像
像高94.0cm 桜の一木造り、背刳り
を施す。太めな体形と翻波式衣文は
古式な印象だが、小頭、長い胴、大
きい膝の張りは平安中期の特徴。 |
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毘沙門天立像
像高160.3cm、彩色 仕上げ。左手に
戟、右手に宝塔を捧げ、全体に表面
浅彫りが特徴。 表情は穏やか、袖や
裳の形も落ち着きがある。 |
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吉祥天立像
像高91.4cm、一木造、両肩を割り矧
ぐ。 右手は、与願印を結び、左手宝
珠を捧げる。 首が極端に短く両肩が
いかり肩で、重厚な像。 |
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718年、舎人親王が日本書紀の完成
と厄除けを祈願して開創。中世から江
戸時代にかけて、修験道の寺院として
栄えた。江戸期から日本最古の厄除
け観音として民間信仰を集める。 |
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大黒天立像
像高約98.8cm、寄木造、彫眼、彩色
仕上げ。 憤怒の形相は元来のインド
の神・大自在天の面影を残したもの。
日本三大黒の一つ。 |
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十一面観音立像
像高43cm、 檜の寄木造、玉眼、素
地仕上げ。本体は一木から作り、頭
部は前後矧ぎにしてさし首にする。 |
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聖徳太子と達磨大師の化身と考えら
れる飢人との伝説が寺の起源。旧仏
教勢力の弾圧や兵火によって荒廃を
繰り返す。室町期に入り足利将軍の
援助を得て、大規模に復興された。 |
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聖徳太子坐像
像高93.2cm、寄木造、仕上げ。冠を
被り朝服の袍を着て 両肘を曲げて
胸前で笏をとる。 |
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達磨坐像
像高88.0cm、寄木造。袈裟を深くま
とって膝上で定印を結ぶ。面長な顔
で両目を大きく見開き、 閉じた唇か
ら前歯2本を出す。 |
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聖徳太子の弟、麻呂子親王が612年
に創建。本堂(国宝)は曼荼羅堂とも
呼ばれ中将姫が 西方浄土を蓮糸で
織り描いた當麻曼荼羅(国宝)を本尊
する。 |
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須弥壇に高さ約5cmの厨子(国宝)
を置き、本尊当麻曼荼羅を安置。
中将姫が一夜で織り表したという伝
説で知られる。４m四方の大画幅に
極楽浄土の教えが描かれる。 |
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金堂本尊の弥勒仏は日本最古の塑
像。須弥壇の四隅を護る持国天立像
増長天立像、広目天立像の3体は 日
本最古の乾漆像。多聞天像のみ鎌倉
時代の木造 。 |
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金堂・国宝：弥勒仏坐像
像高は219.7cm、日本最古の塑像。
塑像の表面に布を貼り、錆漆を塗っ
た上に金箔を張る。 |
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金堂・国宝：弥勒仏坐像（2）
裳懸座上に結跏趺坐、台座の前面
に裳裾を広げる。右手は施無畏印
左手は与願印。 |
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金堂・四天王・持国天
像高218.5cm 、脱活乾漆造。右手に刀を構え。他に例のない縮れた髭。 |
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金堂・四天王・持国天(2)
髭をはやし大陸的風貌の顔付き。比較的当初の乾漆層を残すが、下半身や両袖には大幅に修理。 |
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金堂・四天王・増長天
像高219.4cm、脱活乾漆造。左手に戟を支え、右手は施無畏印を結ぶ。 |
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金堂・四天王・増長天(2)
下半身のすべてと両襟、両袖などが木造の後補。 |
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金堂・四天王・広目天
像高221.7cm、脱活乾漆造。武器を持たずに、左手に経巻を持つ。 |
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金堂・四天王・広目天(2)
頭部、両襟、両手の前腕部などに
当初のものを残すほか、体部の大
部分が木造の後補。 |
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金堂・四天王・多聞天
像高220.4cm、寄木造、彩色。忿怒相で右手に宝塔を掲げ、左手で戟を支える。 |
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金堂・四天王・多聞天(2)
全体が鎌倉時代後期頃の木造に代わる。顔付きは、眉を逆立て歯を覗かす鎌倉期の忿怒相。 |
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霊宝殿 ・摩利支天
手のひらサイズ。猪に乗り弓矢、刀
等で 武装。インドで陽炎を神格化、
日本では武士の守り本尊。 |
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633年さまざまな伝説を残した名僧義
淵僧正が草壁皇子の岡宮をもらい受
け創 建 。日本最初のやくよけ霊場と
して有名。 |
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塑造如意輪観音坐像を安置。30年
以上かかって1805年に再建された。 |
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岡寺本堂・如意輪観音像
女性の厄除け観音として信仰を集め
ている。像高4.6mでわが国最大の塑
像である 。 |
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聖徳太子の父、用明天皇の別宮橘
の宮があった場所で聖徳太子生誕
の地とされる。建物は何度も焼失し
現在の伽藍は江戸時代以降のもの。 |
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二面石
高さ100cm、長さ85cm、幅52cm
の花崗岩の表裏に善悪2つの顔の
彫刻がされている。 |
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日羅立像(1)
像高約145cm、針葉樹材の一木造
で、足下の受花まで彫出。両手先
は後補。 |
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日羅立像（2）
百済の倭系高級官僚、583年敏達
天皇の要請により帰国。政治顧問
についたが、後に暗殺される。 |
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596年仏教を保護した蘇我馬子の
発願により日本初の本格的寺院と
して創建。創建時の伽藍は失われ
塔や金堂の礎石が残っている。 |
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飛鳥寺・釈迦如来坐像
本尊の銅造釈迦如来坐像は609年
鞍作鳥 により作像された。像高は275.2cm。 |
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飛鳥寺・釈迦如来坐像(2)
頭の上半分、左耳、右手の一部が
創建時のもので日本最古の仏像。 |
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712年妙楽寺(現在の談山神社)の別
院 として、藤原鎌足の長子で定慧に
よって創建。多武峰山麓の高台にあ
り、境内からは 大和盆地を一望でき
る。 |
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国宝：十一面観音立像（1）
像高209.1cm、木心乾漆像で奈良
後期の作。神仏分離令の際に大御
輪寺(現大直禰子神社)から移管。 |
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国宝：十一面観音立像（2）
明治に来日したフェノロサや和辻哲
郎が激賞している。フェノロサは仏
像が容易に避難できるように、可動
式の厨子を寄進した。 |
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824年淳和天皇の勅願により空海が
大和神社の神宮寺として開創。
かつては大寺だったが、兵火と廃仏
毀釈により衰微。 |
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創建時 唯一の遺構が、日本最古の
鐘門となる。かつては上層に梵鐘が
吊られていた。下層は室町から安土
桃山時代、上層は平安時代の築。 |
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1783年に再建された本堂には阿弥
陀三尊や多聞天、増長天等の仏像
や、寺宝類を安置。 |
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阿弥陀三尊中尊（1）
像高140cmあまり、半丈六の坐像で
桧材の寄木造。上品上生の 定印を
結ぶ。1151年に作像。 |
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阿弥陀三尊中尊(2)
量感と写実的な表現は藤原期から
鎌倉時代の作風への先駆け。玉眼
の仏像としては日本最古のもの。 |
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阿弥陀三尊観音菩薩
像高140cm 余、左足を踏み下げ
右は前に曲げる遊戯坐。 胎内の
墨書銘から1151年に作像。 |
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阿弥陀三尊勢至菩薩
像高は140cm余、右足を踏み下げ
左足は前に曲げる遊戯坐。勢至菩
薩は 阿弥陀の知恵の分身。 |
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645年に孝徳天皇の勅願で安倍倉梯
麻呂が崇敬寺を創建。その後兵火で
全ての伽藍を焼失したが1665年に本
堂と礼堂が再建された。安倍仲麻呂
や安倍晴明の出生の寺でもある。 |
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脇侍を従えた高さ7mの日本最大の
文殊菩薩渡海像。鎌倉時代の大仏
師・快慶の作。 |
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国宝：文殊菩薩騎獅像(1)
子供の清らかさを持つ文殊は5つの
髻を結う童子相で表現。右手に剣、
左手に蓮華を持つ。 |
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国宝：文殊菩薩騎獅像(2)
像高は後補の獅子像を含め約7m
菩薩単体で198.0cm、檜材の寄木
造、 彩色、彫眼。 |
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国宝：財童子
像高134.7㎝、彩色、玉眼。 文殊菩
薩の教導で仏の悟りを得るために
53名の善知識を歴参。 |
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国宝：優填王
像高268.7cm、彩色、玉眼。優填国
の王。華厳経の新訳本が優填国の
僧によって成される。 |
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国宝：仏陀波利三蔵
像高187.2cm、彩色、玉眼。仏陀
波利三蔵はインドの仏頂尊勝陀羅
尼経を中国で翻訳し広める。 |
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国宝：維摩居士(最勝老人)
1563年の兵火で焼失したが、桃山
時代に仏師宗印により再興。
文殊菩薩との問答は有名。 |
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686年創建の真言宗豊山派の総本
山。古くから観音信仰の聖地であ
る。現存の本堂は、徳川家光の寄進を得て1650年に落慶。 |
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十一面観音(1)
本尊は1538年再興の像1,018.0cm、楠の一木造で日本最大の観音像。 |
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十一面観音(2)
通常の十一面観音像と異なり右手に
地蔵菩薩の持つような錫杖を持つ。
左手には水瓶を持つ。 |
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安産寺は 無住の寺で無宗派、中村
地区の人々によって管理・保存。 本
尊は宇陀川が増水したときに、上流
から流れ着いたと言う。 子安地蔵と
も呼ばれ安産の地蔵。 |
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地蔵菩薩立像(室生寺光背)
室生寺の釈迦如来と衣紋が共通して
おり同像の脇侍と言われる。沓を履く
地蔵菩薩は珍しい。 |
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地蔵菩薩(室生寺伝来) (2)
榧材の 一木造、 像高177.5cm。
左手に宝珠を持ち、右手は体側に
垂らす。脚部に翻波式衣紋。 |
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水の配分を司る天之水分大神を主
神とし７柱を祀っている。みくまりが
訛ってみこもりとなり、子授けの神と
して信仰を集める。かつては金峰山
寺の修験道の行場であった。 |
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国宝：玉依姫命坐像
1251年に造像された国宝玉依姫命
坐像は像高82.cm、檜の寄木造、
玉眼。 |
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役行者が金峯山を開く。平安時代に
聖宝理源大師が、蔵王権現を安置し
たといわれる。 金峯山の高台にたつ
1592年に再建された蔵王堂は 東大
寺大仏殿に次ぐ木造の大建築。 |
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蔵王権現立像(1)
中尊は7.28m、左脇侍6.15cm、右脇
侍が5.92m。全身の青黒い色は慈悲
と寛容を表す。 |
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蔵王権現立像(2)
右手は三鈷杵を持つ、左手は二本
の指を伸ばした刀印を結ぶ。上げ
た足は、魔を踏み砕く。 |
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蔵王権現立像(3)
牙をのばし、金色の目を光らせ真っ
赤な口内から気炎を吐き、体を青く
燃やす。 |
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7世紀末に役小角が蔵王堂を創建。
平安初期に衰退したが 9世紀末の
再興以降 有力者の参詣で栄える。
戦国時代に本堂などを焼失したが
江戸期に再建された。 |
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銅板押出蔵王権現像
銅板をたたいて立体的に像を打ち出
し、鏨などの工具で模様を彫ってつく
られる。もともとは全体に鍍金が施さ
れていた。大峯山頂遺跡出土。 |
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673年、天武天皇が 夢で見た桜の木
が立つ場所に建立。その後、徳川家
の菩提所となり、歴代の諸霊を祀る。
明治の廃仏毀釈で荒廃したが、後に
桜本坊と改称し現在地に移転した。 |
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役行者倚像
像高146.6cm、堅材の一木彫出し、
面部を矧いで水晶の玉眼を嵌入、彩
色仕上げ。数多い役行者像の中でも
最も優れた像とされる。 |
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銅造釈迦如来坐像
像高17.9cm、衣の稜線には複連点
文と呼ばれる装飾を施す。 右手は
施無畏印、左手は 指を軽く曲げた
与願印を結ぶ。 |
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地蔵菩薩坐像
像高83.7cm、桧材の寄木造、彩色
仕上げ。剃髪で結跏趺坐、衲衣を
着ける。腹部に裳の結び紐が 見え
る。 |
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