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2001年 に大改修、十数万点にもお
よぶ寺宝を収蔵・保存。国宝を含む
寺宝80余点を常設展示する。 |
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3つの部分からなっている。手前
に本館、奥が平成館、 その南側
に仏像の別棟がある。 |
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境内には、 国宝金堂を初めに堂宇
が建ち並ぶ。 国宝五重塔は京都で
最古の木造建築。三宝院は寝殿造
と書院造からなる桃山建築。 霊宝
館には十数万の点の寺宝を収蔵。 |
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国宝:虚空蔵菩薩立像
像高51.5cm、榧の一木造、台座か
ら天衣まで彫出す檀像。 左手は施
無畏印、衣文に茶杓文、渦文。 |
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国宝:虚空蔵菩薩立像(2)
近年まで「聖観音菩薩」と思われて
いたが、醍醐寺 版木などから虚空
蔵菩薩であることが判明。 |
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国宝:薬師堂本尊・薬師三尊中尊
像高は約180cm、カヤの一木造。
左手に置く薬壷はカボチャの形を
しており瓜形壷と呼ぶ。 |
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国宝:薬師堂本尊・薬師三尊中尊
光背に取り付けられた高さ20cmの
小さな六体の仏像と 本仏を合わせ
て七仏薬師を表現 。 |
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国宝:薬師三尊・日光菩薩
像高約120.0cm、桧の 一木造、漆
箔仕上げ。丁寧に胸飾や衣服のし
わが刻まれ華奢で優美な印象。 |
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国宝:薬師三尊・月光菩薩
像高約は120.9cm、檜材の一木造
漆箔。丁寧に胸飾や衣服のしわが
刻まれ、華奢で優美な印象。 |
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霊宝館:千手観音立像
像高191cm、カヤ材の一木造仕上
げ。髻から地付まで 合掌手を含み
一材彫り。脇手や両足先は当初の
もの。 |
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霊宝館:千手観音立像(2)
太造りの体躯や、翻波式衣文は平
前期の特徴。 浅い彫り口による穏
やかな像容は、10世紀の特色を示
す。 |
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霊宝館:中院・不動明王
像高 86.3cm、檜の一木造、彩色
仕上げ。頭、躰の根幹から彫りだ
し背面から内刳りをほどこす。 |
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霊宝館:中院・不動明王(2)
目を剥き、歯をくいしばる忿怒の形
相が強調される。 躍動感ある動き
だが軽さを感じる。 |
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霊宝館:中院・降三世明王
像高122.3cm、四面十二目八臂
で火炎も荒々しい光背を背負う。
中央手で小指を絡ませる降三世
印を結ぶ。 |
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霊宝館:中院・降三世明王(2)
脇手の六臂で方天戟、 弓矢、宝棒
などを握る。根本煩悩の三世:貪欲
嗔恚・愚癡と三界を降伏する。 |
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霊宝館:中院・軍荼利明王
像高 125.8cm、一面三目八臂。中
央手の腕を交差させる跋折羅印を
結び、煩悩の滅却を示す。 |
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霊宝館:中院・軍荼利明王(2)
脇手の六臂で持つ金剛杵、金剛
鈎、戟輪、羂索などで、人々を守
り、様々な障害を取り除く。 |
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霊宝館:中院・大威徳明王
像高80.3cm、檀荼(中指立て)印を
結び水牛にのる。 怒りの明王と水
牛の瞳の対比表現がユニーク。 |
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霊宝館:中院・大威徳明王(2)
大きく目を見開いた 迫力ある顔立
ちが特徴。五大堂の大威徳とは目
鼻立ちが似る。 |
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霊宝館:中院五・金剛夜叉明王
像高116.7cm、三面六臂で正面に
五目、左右の面に各三目 の十一
眼。中央手で金剛杵、金剛鈴を握
る。 |
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霊宝館:中院・金剛夜叉明王(2)
金剛杵の硬い力であらゆる煩悩を
破壊。脇手の四臂で金剛鈎、矢、
剣を取り 過去・現在・未来の悪欲
を除く。 |
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霊宝館:如意輪観音
像高50cm弱、漆箔仕上げ。顔部
頭部、胸部を一本で彫りだす。
一面六臂で右に頭を傾け 右膝を
立てる。 |
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霊宝館:如意輪観音(2)
右手は頬に当て、右脇手に宝珠を
左脇手で法輪を持つ。如意宝珠で
願いを叶え法輪で煩悩を破壊する。 |
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霊宝館:焔摩天騎牛像
像高93.4cm、正面を向き水牛に左
足を下げ右膝を倒して座る。 中宮
待賢門院の供養仏。 |
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霊宝館:焔摩天騎牛像(2)
左手に人頭杖 (亡失) を持ち、宝冠
を被る。そう身で穏やかな表情。炎
摩天の彫像は、唯一の作例。 |
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霊宝館:五大堂・不動明王
像高137.0cm、針葉樹材の一木造
豊臣秀頼の援助で仏師康正とその
一門が、制作・修理を手がけた。 |
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霊宝館:五大堂・降三世明王
像高173.5cm、針葉樹の一木造
豊臣秀頼の寄進により康正が作
像。江戸仏教彫刻の代表作。 |
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霊宝館:五大堂・軍荼利明王
像高は190.0cm 、針葉樹の一木造
錆下地の彩色仕上げ。蛇毒を手足
に巻き付け煩悩の滅却を示す。 |
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霊宝館:五大堂・大威徳明王
像高は 127.3cm。針葉樹の一木造
錆下地の彩色仕上げ。五大堂唯一
の創建時の像で基準作例 。 |
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霊宝館:五大堂・金剛夜叉明王
像高は177.5cm。三面六臂で頭部
は鎌倉期のものを転用。金剛杵の
硬い力で煩悩を破壊する。 |
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1605年に豊臣秀頼の寄進により
再建。桁行(幅)12.4m、高さ18.9
mで入母屋造の本瓦葺。 |
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西大門:金剛力士立像
1134年に造立され南大門に安置さ
れていたが、西大門の再建で移設。
像高は 阿形359cm、吽形363cm。 |
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醍醐寺の塔頭で非公開寺院。
別格本山になり太元さんとも呼ば
れる。本尊は太元師明王を安置。 |
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理性院:不動明王坐像
像高88.3cm、榧の一木造。木心を
後寄りに傾け、裳に軽やかな 褶襞
を浅く刻む様式は、定朝様の展開。 |
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1115年に創建。醍醐寺の本坊的な
存在で歴代座主が 居住する坊でも
ある。表書院は国宝。 |
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豊臣秀吉が醍醐の花見に際して
基本設計を行う。 小堀遠州の弟
子によって造 園。桃山期の華や
かさを伝える。 |
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三宝院本堂:不動明王
像高59.4cm、寄木造、彩色、玉眼
截金。念怒相だが気品ある面貌と
均整のとれた体躯は快慶の作像。 |
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三宝院本堂:不動明王(2)
頭頂に頂蓮を戴き、髪は総髪にけ
ずり両目を見開いて上歯列で下唇
を噛む。大師様不動と通称。 |
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応仁の乱で焼失するが、1598年
豊臣秀吉の援助で再興。本尊は
快慶作の弥勒菩薩を安置する。 |
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三宝院本堂:弥勒菩薩
像高 112.0p、檜の寄木造、金泥
塗・截金。 両目を見開いた顔立ち
左右相称の衣文に快慶の特色。 |
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三宝院本堂:弥勒菩薩(2)
冠、装身具、手にもつ五輪塔、台座
は江戸前期の後補。 後白河法皇の
追善の作像 。 |
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1600年豊臣秀頼が仁王門と共に
紀州湯浅より移建したもの。藤原
時代の代表的な建築物で正面七
間、側面五間の大きさ。 |
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金堂:薬師三尊中尊
薬師三尊像は1598年、豊臣秀吉
の命で、金堂の建物とともに紀州
湯浅の満願寺から移された。 |
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金堂:薬師三尊・日光菩薩
像高は薬師如来が132.1cm、日光
菩薩、月光菩薩ともに145cm。ヒノ
キ材の寄木造 、玉眼、彩色。 |
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金堂:薬師三尊・月光菩薩
如来は右手は施無畏印、左手に
薬壺を持つ。 日光菩薩は右手で
月光菩薩は左手で施無畏印 。 |
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